JIS静電靴 規格内容 
[JIS規格 T8103]

JIS T8103 静電気帯電防止靴 
帯電防止性能による区分について

静電靴の帯電防止(静電)性能により、「一般静電」と「特種静電」の2つの区分に分かれます。

[一般静電]

記号「ED」から始まる。
爆発危険区域、および電子デバイス(半導体部品等)の静電気障害などを起こす恐れのある場所での使用に適した静電靴です。

[特種静電]

記号「EDX」から始まる。
一般静電の静電靴が使用可能な現場の他に、より危険度の高い爆発高危険区域にも使用することができます。

※表は横にスクロールできます。

帯電防止性能
による区分
電気抵抗(R)  ※靴1個当たりの電気抵抗
種別 記号 測定温度 23±2℃ 測定温度 0+20
静電靴 特種 EDX 1.0×105≦R≦1.0×107(Ω) 1.0×105≦R≦1.0×108(Ω)
一般 ED 1.0×105≦R≦1.0×108(Ω) 1.0×105≦R≦1.0×109(Ω)
導電靴   EC R<1.0×105(Ω) R<1.0×105(Ω)
JSAA規格 プロテクティブスニーカー 電気抵抗(R)  ※靴1個当たりの電気抵抗
測定温度 23±2℃ 測定温度 0+20
1.0×105≦R≦1.0×108(Ω) -----

JIS T8103 静電気帯電防止靴 
防護性能・甲被材料・表底材料による区分について

静電靴は防護性能・甲被の材料・表底の材料によって3つの区分に分けられます。

※表は横にスクロールできます。

防護性能・甲被材料
表底材料による区分
先芯 記号 甲被材料 表底材料
安全靴 あり P 革・耐油性ゴム
非耐油性ゴム
耐油性ゴム・発泡ポリウレタン
上記の複合底
保護靴 あり O 革・ゴム・プラスチックビニルレザー
人工皮革・布または合成樹脂引布
耐油性ゴム・発泡ポリウレタン
プラスチック・発泡プラスチック
作業靴 なし W 革・ゴム・プラスチックビニルレザー
人工皮革・布または合成樹脂引布
耐油性ゴム・発泡ポリウレタン
プラスチック・発泡プラスチック

JIS T8103 静電気帯電防止靴 
環境区分について

静電靴は規格試験時の湿度の測定環境によって、3つの区分に分けられます。
この区分は靴底の電気抵抗が湿度依存性を持つ(湿度が低くなるほど抵抗が大きくなる)ことを考慮して設定されました。

環境区分 記号 測定温度 23±2℃ (共通)
クラス1 C1 相対湿度:12±3%
クラス2 C2 相対湿度:25±3%
クラス3 C3 相対湿度:50±5%