保護帽の取扱説明

飛来・落下物のある作業 | 保護帽の検定ラベル | 保護帽の構造 | 使用上の注意・警告
使用前の点検 | 保護帽点検20のチェックポイント | 着用方法 | 着用が規定された作業範囲
使用区分・構造・機能 | 材質別特性 | 耐用年数

物体の飛来・落下の危険がある作業

保護帽の検定ラベル

保護帽の内側に貼付されている「労・検」ラベル(型式検定合格標章)は、使用区分、材質など以下の 各項目を明記しています。 ※検定ラベルの表記については、商品により異なる場合がございます。
労検ラベル

保護帽の構造

保護帽は、帽体、着装体、耳ひも、アゴひも、衝撃吸収ライナー等の部品によって構成されています。
これらの部品の一部でも性能が低下したり、または不足しますと、危険を防止または軽減することができなくなります。
ヘルメット構造 ヘルメット各部位

使用上の警告・注意事項

警告
  1. 「労・検」ラベルが貼付されていない保護帽は使用してはなりません。
  2. ラベルを確かめて、作業に合った区分の保護帽を使用してください。
  3. 一度でも大きな衝撃を受けたら、外観に異常がなくても使用しないでください。(衝撃を受けた保護帽は、性能が低下してい
    るので、次に衝撃を受けたとき、頭部を十分に保護することができません)
  4. 電気用保帽は、6ヶ月毎に帯電性能の定期検査を行ってください。(安全衛生規則 第351条)
  5. アゴひもは必ず正しく締めて着用してください。(事故のときに保護帽が脱げて、頭部に重大な障害を受けます)
  6. 保護帽を改造、あるいは加工したり、部品を取り除かないでください。(保護帽は、各部品の全体のバランスで性能を発揮で
    きるように設計されています。改造したり部品を取り除くと、頭部を保護できなくなります。)
  7. 保護帽を「保護帽点検 20のチェックポイント」に従って、使用前にはその都度必ず点検し、チェックポイントと符合する
    ものはただちに交換してください。
  8. 保護帽の使用期限について、帽体の材質がABS、PC、PE等の熱塑製の保護帽は、異常が認められなくても3年以内、またFRP
    等の熱硬化性樹脂の保護帽は5年以内に交換してください。
  9. 着装体は、1年以内で交換してください。構成される部品に劣化、異常が認められた場合は、直ちに交換してください。
  10. バイク等の乗車時には、絶対に使用しないでください。
  11. ヘルメットの着脱は、ホックでは行わず、ワンタッチバックルで行ってください。ホックの着脱を繰り返すと、ホックの保持力
    が低下して、本来の機能が失われる可能性があります。
保護帽は、使用することによって性能が低下します。また過酷な条件下において使用されるために、見た目異常に劣化が進んでいることがあります。性能が低下している保護帽は、緊急の危険に際して、保護性能を発揮することができません。

注意
  1. ヘッドバンドの調節が悪いと、使用中ぐらついたり脱げやすく、保護性能を十分に発揮することができません。
  2. メーカー指定以外の部品・付属品を取り付けないでください。(機能が低下したり、性能が損なわれます。)
  3. 着装体および部品の交換は、メーカーに相談の上、行ってください。
  4. 着装体、アゴひも等が汚れたときは、交換してください。交換するために保護帽を分解したときは、完全に元通りに組み立て
    てください。
  5. 交換のために部品を取り外したときは、部品類を紛失しないように注意してください。部品類を紛失したときは、他の部品で
    代用したり、部品不足のまま使用してはなりません。(性能が損なわれます)
  6. 炉前、乾燥炉前、投光器のすぐ近く等、高温な場所での長時間作業には使用しないでください。(材質が変質し、変色や変形
    を起こし、性能が低下します。)
  7. 夏期自動車内や、暖房機の近くなど、50℃以上の高温になる場所や、直接日光の当たる場所に長時間放置しないでください。
    (材質が変質し、変色や変形を起こし、性能が低下します。)
  8. 冷凍庫等、低温な場所での長時間作業には使用しないでください。(材質が変質し、性能が低下します。)
  9. 保護帽に腰掛けたり、物を入れて運んだりしないでください。(保護帽が変形し、着装体、衝撃吸収ライナー、帽体等を傷つけ
    、性能が低下します。)
  10. 保護帽を床等に放り投げますと、衝撃で帽体の材質を痛め、性能が低下しますので、丁寧に扱ってください。
  11. メーカー指定以外の塗料を用いて帽体の塗装をしないでください。(帽体の材質が侵され、性能が低下します。)
  12. メーカー指定以外のラベル、ステッカー類の貼付をしないでください。(薬品、粘着材によって、帽体が犯されたり、耐電圧
    性能が低下します。)
  13. 帽体の汚れは、中性洗剤を湿した布で拭き取り、清水ですすいだ布で拭いてください。(ベンジンまたはシンナー等の有機溶剤
    の使用は、帽体の破損、クラック、表面の溶け、シール剥がれの原因となり、また衝撃吸収ライナーの材質を傷めます。)

使用前の点検

「労・検」ラベルを確かめて、作業に合った区分の保護帽を使用してください。 「保護帽点検 20のチェックポイント」で点検し、少しでも異常が認められる保護帽は、使用しないでください。 部品類に異常が認められた場合は、ただちに交換してください。(修繕をしないでください。)

保護帽点検 20のチェックポイント

ヘルメットチェック
※イラストは異常な状態を分かりやすくするために誇張して表現してあります。

着用方法

●ヘッドバンドの調節
ヘッドバンドは、頭の大きさに合わせて調節し、確実に固定してください。(ヘッドバンドの調節が悪いと、使用中にぐらついたり脱げやすく、保護性能を十分に発揮することができません。)

●かぶり方
保護帽はまっすぐに深くかぶり、後ろに傾けてかぶらないようにしてください。(あみだかぶりをしないでください。)
●アゴひも
アゴひもは緩みがないようにしっかりと締めてください。着用中は、ゆるめたり外さないでください。(事故のとき、保護帽が脱げて重大な傷害を受けます。)

●脱げ防止機構付耳ひも
耳ひもからアゴバンドを取外したときは、アゴバンドを脱げ防止テープに必ずくぐらせて、耳ひも本体に取付けてください。

関連規則(着用が規定された作業範囲)

●保護帽の着用規定は、労働安全衛生規則等により、以下のように定められています。
●労働安全衛生法では、着帽に関する義務・罰則を事業者と労働者双方に定めています。
労働安全衛生法、行政指導通達

使用区分・構造・機能

●保護帽は、その使用区分(作業内容)によって、機能、構造が異なります。使用区分のマークを参照しながら、
必ず適切な保護帽をお選びください。
使用区分(作業内容)

材質別特性

●保護帽は、帽体の材質によって特性が異なります。作業内容に合わせて、適切な材質の保護帽を選択してください。
材質別特性
◎優れている / ○普通 / △劣る / ×不可

耐用年数

●耐用年数の過ぎた保護帽は、安全のため、異常が認められなくても使用しないでください。
(日本ヘルメット工業会「保護帽の取扱いマニュアル」に基づく)
耐用年数