蜂の巣駆除の際には、専用の防護服を正しく着用し、袖などから蜂が入らないよう十分注意が必要です。
駆除をする時間帯は蜂の活動が鈍る、夕暮れ〜夜間に行うのが適切とされています。
蜂の巣が大きい場合(25cm以上)や自力で困難だと判断できる場合は危険ですので、専門業者に依頼するなど安全対策を行ってください。
スズメバチの危険性と対策:スズメバチの活動時期は春から秋。
その中でも、夏から秋がもっとも攻撃性が高い期間です。最近では生息地域も広がり、野山に限らず都市部でも繁殖し、被害が出ています。
スズメバチは巣を守る本能が強く、興奮すると集団で人を攻撃します。
一度刺されてしまうと大変危険です。正しく防具を身に着け【蜂(スズメバチ)】に刺されないよう対策をしましょう。
【ヘルメット】スズメバチは黒色に激しい攻撃性を示すので黒髪を覆い、白色系のヘルメットか帽子をかぶり頭部を守りましょう。匂いにも敏感なので香料の入った整髪料や香水は使用しないでください。
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【服装】ハチ駆除に適した服装は、安全な色といわれている白色を基本とし、ハチの毒針が刺さらない「高密度生地」、ハチの毒針が皮膚に届かない「重ね着で厚みを確保」する、またハチが服の表面に止まれないように「滑りやすい表面生地」が最適です。
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【手袋】ハチの毒針が貫通しにくい突き刺し防止の防護作業手袋を使用してください。
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【靴】白色系の長靴やブーツで足を守りましょう。
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ハチに刺されない最良の対策は蜂の巣に近づかないことです。ミツバチと同様にスズメバチも社会性があり巣を護ろうとする防衛本能が強く、巣に近づいてくる「敵」に対して猛烈な集団反撃を試みます。
ハチ刺されの危険について>>
スズメバチには偵察蜂がおり、巣から10m以内に近づくと接近者の周囲を飛び回る警戒行動をとります。
さらに近づこうとすると左右の大アゴを噛み合せて「カチカチ」という警戒音を出して威嚇します。
これが最後の警告です。万が一巣に近づいてしまった場合は頭や手などの黒い部分を隠し、低い姿勢で静かにゆっくりと後退りして離れてください(20m以上)。
手で振り払おうとすると確実に刺されますので、近づいてきたらじっと身動きしない方が得策です。
万が一刺された時の対処>>
また、スズメバチは急な動きや振動に敏感です。特に前後ではなく左右の横の動きには敏感に反応しますので気を付けましょう。
スズメバチは黒色に対し激しい攻撃性を示します。白色、黄色、銀色は比較的安全な色と云われています。黒髪も危険です。ヘルメットや帽子を被り黒色を隠しましょう。匂いもスズメバチを刺激します。香料が入った整髪料や香水は使用しないでください。
スズメバチは動くものに敏感に反応します。ヒラヒラするような服装やアイテムは身に着けないようにしましょう。
蜂の巣やスズメバチ駆除の際には、防護服を正しく着用し、ハチに刺されないよう対策をしましょう。
・『Beecool』ハチ防護+熱中対策として、背面に電動ファンを2個装備し防護服の中に外気を取り込み、安全性と涼しさ・快適性を併せ持つ防護服
・『アンチ・ホーネットU』ハチが滑りやすい特殊加工生地。着脱可能なアコーディオン型フード、屈折部に特殊保護パッド、通気機能のある3Dネットを採用
・『ラプターV』針を通さない、独自の3重構造生地を採用。頭部プロテクターや返し生地、冷却ベスト付きでハチをガード
・『ハチブロック』超高滑加工でハチが滑る特殊コーティングを使用
夏から秋にかけて野山を歩いている時、あるいは近年では都市近郊でも突然スズメバチに遭遇して、刺される被害が発生しています。
スズメバチに刺されて死亡する事故は毎年30件前後あり、熊や毒蛇は恐ろしい動物と云えますが年間の死亡事故は10件程度で、ある意味ではスズメバチの方がもっと恐ろしい動物と云えます。
一口にスズメバチと云っても日本国内には合計3属16種が生息していますが、攻撃性が強く危険な種類としてオオスズメバチとキイロスズメバチが知られています。
スズメバチは繁殖期をむかえ緊張状態になると9〜10月が最も危険な時期です。毒針は産卵管が変化したものなので刺すのはメスだけです。
スズメバチの毒針は、ミツバチの毒針のように釣針のような「かえし」が付いていなので、刺してもスズメバチの体から針が抜けず何回でも刺すことができ死ぬこともありません。
刺された場合、通常の体質の人が数ヶ所刺された位であれば激しい痛みを伴いますが一過性の毒作用で済みます。但し、希にハチの毒素によりアレルギー反応を生じる人がおり、スズメバチによる死亡のほとんどがこのアレルギー性のショック死です。
アレルギー反応のなかで、嘔吐、頭痛、めまい、等だけでなく呼吸困難や血圧低下などの全身的な反応を引き起こし、生死に関わるような重篤な症状を伴う反応をアナフィラキシーショックと呼びます。
症状は10〜15分で発現し、死に至る場合は1時間以内のケースがほとんどですので迅速な処置が必要です。
アレルギーのある方は初めて刺された時に死に至るケースも希にありますが、ほとんどのケースは1回目の毒素で抗体ができ、2度目に刺された時にその抗体が毒素に対して過剰に反応することにより、アナフィラキシーショック症状を引き起こします。
不運にもスズメバチに刺されてしまった場合は10-15分後には発現し、毒液による痛み、腫れ、患部の炎症、痒み、体温の上昇、等がありますので、下記のように対処します。