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【安全靴・作業靴】規格から選ぶ

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  • JIS T8101 革製L種 軽作業用

    JIS T8101
    革製L種
    軽作業用

  • JIS T8101 革製S種 普通作業用(安全靴)

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  • JIS T8101 革製H種 重作業用(安全靴)

    JIS T8101
    革製H種
    重作業用

  • JIS T8101 革製U種 超重作業用(安全靴)

    JIS T8101 革製U種
    超重作業用

  • JIS T8101 総ゴム製 L種/軽作業用(安全靴)

    JIS T8101
    総ゴム製
    L種/軽作業用

  • JIS T8103 S種 静電・普通作業用(安全靴)

    JIS T8103
    S種
    静電・普通作業用

  • JIS T8103 H種 静電・重作業用(安全靴)

    JIS T8103
    H種
    静電・重作業用

  • JIS T8103 先芯なし 静電

    JIS T8103
    先芯なし
    静電

  • JSAA 認定B種 軽作業用

    JSAA 認定B種
    軽作業用

  • JSAA 認定A種 普通作業用

    JSAA 認定A種
    普通作業用

安全靴JIS規格改定のご案内

[ミドリ安全要約版]

2020年3月、安全靴の日本産業規格であるJIS T8101:2006(以下、旧版)が改定され、2020年版(以下、新版)が公告されました。

主な改定点

01試験方法に対するJISが制定

旧版では、規格と試験方法の双方がJIS T8101に規定されていましたが、新版では試験方法がJIS T8107として独立制定されました。

旧版 JIS T8101 安全靴
新版 JIS T8101 安全靴
JIS T8107 安全靴・作業靴の試験方法

02超重作業用が追加

旧版では重作業までだった作業分類に「超重作業用」が追加されました。
超重作業用のつま先保護性能は耐衝撃性200J。

03付加的性能の項目が増える

付加的性能の項目が4項目から12項目に増えました。
旧版にもありました耐滑性が動摩擦係数により細分化されました。

04交換できる中敷に規程

中敷を交換する場合には、同一メーカーの同等品に限定するように規定されました。

新旧比較と性能・表示

基本性能(抜粋)

POINT作業区分に超重作業用U種(耐衝撃性能200J)が追加されました。

POINT材料区分に総高分子製が追加されました。

変更点は赤文字で表記

※表は横にスクロールできます。

項目 新版/JIS T8101:2020 旧版/JIS T8101:2006
作業区分 超重作業用 重作業用 普通作業用 軽作業用 重作業用 普通作業用 軽作業用
記号 U H S L H S L
耐衝撃性能 衝撃エネルギー(J) 200 100 70 30 100 70 30
ストライカ重量(s) 20±0.2 20±0.2
落下高さ(cm) 102 51 36 15 51 36 15
耐圧迫性能(kN) 15±0.1 10±0.1 4.5±0.04 15±0.1 10±0.1 4.5±0.04
試験時の中底と先芯のすきま(o) 14.0以上(26.0cmの場合) 14.0以上(26.0cmの場合)
表底剥離抵抗(N) 300以上 250以上 300以上 250以上
甲被材料による種類 ・クラス1…革製[記号C1]
・クラス2…総ゴム及び総高分子製[記号C2]
・本革・総ゴム製

付加的性能(抜粋)

POINT付加的性能が4項目から12項目に増えました。

POINT耐滑性が動摩擦係数によって2つの区分に分けられました。

POINT表底の耐燃料油性が基本性能から外れ付加的性能に変わりました。

変更点は赤文字で表記

※表は横にスクロールできます。

項目 規格・性能 記号
新版 旧版
耐踏抜き性 釘貫通時の力:1,100N 以上 P P
かかと部の衝撃エネルギー吸収性 吸収エネルギー:20J 以上 E E
足甲の保護性(足甲プロテクタ) (100 ± 2) J 衝撃時残存高さ:25mm 以上 M M
耐滑性 区分1… 動摩擦係数 0.20 以上0.30 未満 F1 F
動摩擦係数0.2以上
区分2… 動摩擦係数 0.30 以上 F2
表底の耐燃料油性 試験用油に浸漬後、体積変化率が-12%〜+12%内 BO 旧版では
基本性能
甲被の耐燃料油性 試験用油に浸漬後、体積変化率が-12%〜+12%内 UO -
表底の耐高熱接触性 表底300℃ × 1 分間加熱で溶融なし、屈折で亀裂発生ないこと H -
耐水性 浸水試験80 分浸水がないこと W -
耐切創性 耐チェーンソー カットスルーが生じないこと C -
電気絶縁特性 交流電圧300V を超え600V 以下の電路用 I -600 -
交流電圧600V を超え3500V 以下の電路用 I -3500 -
電圧3500V を超え7000V 以下の電路用 I -7000 -
耐熱伝導性 靴底の高熱伝導性 区分1… 中底温度20 度上昇に20 分以上30 分未満 HI 1 -
区分2… 中底温度20 度上昇に30 分以上 HI 2 -
靴底の低温熱伝導性 区分1… 中底温度10 度低下に20 分以上30 分未満 CI 1 -
区分2… 中底温度10 度低下に30 分以上 CI 2 -

カテゴリー表示と表示例

カテゴリー表示

POINT複数の付加的性能はまとめてカテゴリー表示(PB・P1〜P5)することができます。

※表は横にスクロールできます。

  表示
PB P1 P2 P3 P4 P5
項目 材料区分 クラス1
(革製)及び
クラス2(総ゴム・総高分子製)
クラス1(革製) クラス2(総ゴム・総 高分子製)
基本性能 耐衝撃性能
耐圧迫性能
表底剥離抵抗
付加的性能 耐踏抜き性(P) - - -
かかと部の衝撃エネルギー吸収性(E) -
表底の耐燃料油性(BO) -
表底の耐高熱接触性(H) - - - - -
クリート付き表底※ -

※クリート付きの表底…靴底意匠の高さが2.5mm以上の表底

表示例(認定後変更予定)

新版認定後の中敷き(インソール)のJIS 規格取得性能表示は下記の通りです。

  • 【一例】

  • @材料区分

    C1:革製安全靴
    C2:総ゴム・総高分子製安全靴

  • A作業区分

    U:超重作業用
    H:重作業用
    S:普通作業用
    L:軽作業用

  • Bカテゴリー表示

    P1:E+BO
    P2:E+BO+P
    P3:E+BO+P+H
    P4:E+BO
    P5:E+BO+P

  • C付加的性能

    P:耐踏抜き性
    E:かかと部の衝撃吸収性
    M:足甲プロテクタ
    F1:耐滑性区分1
    F2:耐滑性区分2
    BO:表底の耐燃料油性
    UO:甲被の耐燃料油性
    H:表底の耐高熱接触性
    HI1:靴底の高温熱伝導性区分1
    HI2:靴底の高温熱伝導性区分2

    ※他7 表記号 計17 記号

現在ご使用いただいている旧版JIS規格合格製品について

01旧版JIS合格品もご使用いただけます

既に流通しております旧版JIS 合格品は引き続き問題なくご使用・販売いただけます。

02旧版合格品は新版でも性能認定見込み

ミドリ安全製の旧版合格品は、新版でも引き続き同等以上の性能認定を受けることが出来る見込みです。

※旧版の作業分類(重〜軽)及び付加的性能(耐滑性等)は、新版でも同等性能が規程されています。

032020年秋より新版へランニングチェンジ

ミドリ安全製の旧JIS 合格品は2020 年秋頃より、製品及び外装箱の規格表示を新版対応へランニングチェンジさせていただきます。

※新版への移行の時期は製品・サイズによって異なります。 ※交換中敷も同タイミングでの発売予定となります。

JIS 改定に関するQ&A

Q今回のJIS 改定で旧規格に対して一番変わった点は何ですか。

A耐衝撃性200J対応のU種(超重作業用)が新規に追加制定された点です。ISO国際規格では安全靴と言えばこの200J対応の安全靴の事を言います。

Q耐滑性が2区分になりましたが、作業における使い分けはどのようにすれば良いのですか。

A旧規格では耐滑性は動摩擦係数が0.2以上のものが適合していましたが、新規格では耐滑性は区分1(F1)が動摩擦係数0.2以上0.3未満、区分2(F2)が動摩擦係数0.3以上として区分しました。区分2(F2)の方が耐滑性は高くなっています。これは床との相性によって、食品加工業などでより滑りにくい安全靴の必要性が生じてきていることによります。区分2(F2)の対応は、新規認証が必要となりますので、認証取得後に表示することになります。

Q新JIS規格改定に伴い、製品の表示及び箱の表示はすぐに新表示に変わるのですか?

A旧規格から新規格への変更は1年間の移行期間があり、2021年3月24日までに新規格の管理に完全に切り替える必要があります。新JIS表示品への生産切替の時期は1年以内であればどの時期であっても問題はありません。

Q旧JIS 表示品には販売期限はあるのですか。

A販売期限はありません。旧JIS表示品の流通在庫は問題なく販売できます。

Q違うメーカーの中敷は入れられないですか?

A中敷を交換する場合には、安全靴の同一メーカーの同等品に限定するように規定されました。

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