WBGT測定器で暑さ指数をチェックして熱中対策

■WBGT値（暑さ指数）の計算式■

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【室内もしくは室外で日光照射のない場合】
WBGT=0.7×湿球温度＋0.3×黒球温度

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【室外で日光照射のある場合】
WBGT=0.7×湿球温度＋0.2×黒球温度＋0.1×乾球温度

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・黒球温度とは、発熱体や直射日光、地面からの輻射熱を含めて計測した温度のこと。体感温度と良い相関があります。
・乾球温度とは、いわゆる空気の温度（気温）のこと。

WBGT（暑さ指数）は、25以上から警戒・厳重警戒・危険として生活活動でおこる危険性があります。

■なぜWBGT値（暑さ指数）？■

例えば下の例では、気温は同じなのに湿度の違いでリスクが高まり、搬送者数が増えています。さらに現場では、溶鉱炉や機械といった熱源からの輻射熱で、大きくリスクが高まります。そのため、総合的な指標であるWBGT値（暑さ指数）が重要になります。

■WBGT値（暑さ指数）を測ってどうする■

1. WBGT値を「測る」：作業環境のWBGT値を測って、値が基準値より高い場合、その時間帯は作業強度を下げる、強度の高い作業をする場合は作業時間を短くして休憩を多くとるなど、作業計画を工夫するとともに、WBGT値を下げる対策をします。
2. 作業環境を「冷やす」
   屋内では冷房や送風をしたり、屋外ならテント等で日陰を作ります。
3. カラダを「冷やす」
   目的に応じて「冷却ベスト」や「ファンベルデ」などの冷却グッズを選びます。